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新・きいのバレエとゴハン帳

ポワント選びに明け暮れる日々

年明けから、ポワント選びで迷走してきました(T-T)

以前は、ブロックのセレナーデを履いて
快適に踊ってはいたのですが…

だんだん、自分の足の形(人差し指が長いギリシャ型・甲高め)
からすると、ボックスが幅広すぎて
ポワントのエッジ部分の汚れが親指に寄りすぎだなぁ
というのが気になってしまい
「もっと足にフィットするポワント」を求めて
あれこれチャレンジする日々が続いていました。

その結果、こんなポワント履歴に…。

===========

◆チャコット「コード アロンジェ」
ポワントの乗り具合はやや前のめりになるものの、
型自体はいい感じにフィットしました。

しかし、かなり柔らかいポワントなので
なじむうちに、どんどん縦寸が長すぎる(要は、ゆるい)と感じ始め、
ワンサイズ下を試着したら、今度はキツすぎ。

結果「私の足のサイズにピッタリ合う縦寸が存在しない」
ということに気づき、泣く泣く断念。

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◆ブロック「バランス ヨーロピアン」
「コード アロンジェ」に似た乗り具合で
快適ではあったものの、こちらは縦寸が短すぎ。

先端にクッションが入っているので、
それを取ってみたものの、やはりキツく感じてしまいました。

今後はワンサイズ上を試着したのですが
それはゆるすぎて…
これまた「私の足のサイズにピッタリ合う縦寸が存在しない」
ということに気づき、泣く泣く断念。

===========

◆グリシコ「2007」
甲を抑えるくらいヴァンプが長く、ワイズも狭く、
縦寸もサイズ5でピッタリ。
またプラットフォームも小さめなので、
グリシコは自分の足の型には、よく合いました。

ただ、とても残念なことに、
左足の小指付け根だけが、ぽこっと出がち(内反小指)で
そこだけがどうしても、当たって痛い!
(右足はぜんぜん痛くないのに…)

トウパッドを工夫して、
なじむうちに軽減はされましたが、
けっこう固いポワントなので「なじむまでが至難の業」で、
あとヒト押し!と感じていました。

===========

◆グリシコ「ミラクル」
「2007」よりは柔らかめで、型は「2007」とほぼ一緒。
これなら、すぐに足になじむはず!という願いを込めて
購入してみたものの…

やっぱり左足の内反小指が痛すぎる(涙)
どんなにボックスをもんでも、
「小指の付け根にぶつかる感じ」は軽減されませんでした。

先生に相談したら
「惜しい!すごく惜しいけど、それは合わないということよ」
と冷静なアドバイスもいただいて、今回も泣く泣く断念。

===========

◆ブロック「シュープリマ」(その1)
初心に戻って、ブロックで探してみることにしました。

理想は「プラットフォームが丸くて小さめ、
ボックスの幅は狭いもので、
でも小指に当たらないようにヴァンプは長すぎないもの」
というものでした。

それでフィッターさんが持ってきてくれたのが
「シュープリマ」!

いろいろ履いてみて、23ハーフのD幅を購入したところ
ポワントにも乗りやすいし、小指の付け根も痛くない☆

しかし…思わぬ落とし穴が。
自覚はなかったのですが、フィッティングしたときに
足がむくんでいない状態だったということに気付きました。

どうしても縦寸が短すぎて
長い人差し指(とくに左足)に、ポワントが当たってしまい、
レッスンの最中は涙目状態に…。

===========

◆ブロック「シュープリマ」(その2)
先生にも相談したら
「左ばかり痛いのであれば、左右で足のサイズが違うのかも。
私も同じ悩みを持ってるんですが、サイズ違いで2足用意しておいて、
その日のコンディションによって左右サイズ違いを履いたり、
大きめのほうを履いたりしてみるといいかもしれないですね」
というコメントをいただきました。

こうなったらもう、背に腹は代えられない!
同じポワントでサイズを変えてフィッティング。

同じ幅のままだと、ワイズがゆるく感じたので、
ハーフサイズ上げて、幅を落として、
24サイズのC幅を購入。

これがついに、当たりのようです(^-^)/

カバンが重くなるのはしんどいのですが
これからは「23ハーフのD幅」と「24のC幅」を持ち歩いて
レッスン時のコンディションに合わせて、履いていこうと思います。

===========

この間、おかげでレオタードやパンツなどの
バレエウェアは全然購入していません。

子どものころ、ポワントで踊るのは大好きで
足に当たって痛いなんて思ったこともなくて
(踊りすぎてマメが出来てたことはありましたが…)
こんなふうに壁にぶち当たったのは初めてでした。

高いお買いものなので、痛くても粘ってみたりしたのですが
私は週にポワントレッスンをかなり頻繁に受けていて、
なかにはバーからポワントを履くクラスもあります。

痛いとぜんぜん楽しくない!と思ってしまうので、
ほかの買い物は控えてでも、ポワントにはお金をかけようと
決意しての旅路でした。
(しかし、懐は痛すぎです…)

ちなみにダメだったポワントたちは、その後はシャンクを外して、
お家レッスン用に使っています。
シャンク半分外してポワント対応できるようにしたり、
ぜんぶ外してドゥミだけのレッスンに使用したり。


長い長い旅路でしたが…
しばらくはこれで落ち着くといいなと願っています。


最近はバタバタと働いていて、レッスン頻度が落ちてましたが
今週はまたレッスン頻度を上げられるといいなと思っています☆

みなさまも年末年始、
よいレッスンの日々を過ごされますように。


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# by serenade1977 | 2010-12-06 02:59 | バレエレッスン

気持ちが落ち着くサプライズごはん

このところ、忙しい日々が続いていました。

バレエはなんとか週2回を死守してはいますが
気分的に疲れてしまって、
レッスン中に体調を悪くしたりと散々…。

ようやく落ち着いてきて、
すこし元気を取り戻してきたところです。

そんなとき、うれしいサプライズをいただきました☆

いつも仕事でご一緒している方のご自宅で
お仕事をしていたときのこと。

「疲れてるみたいだから」と言って
簡単なゴハンを作って振舞ってくださって、
それがゴージャスかつ、すごく美味しくて、
あたたかい気持ちになりました。


◆じゃがいもと玉ねぎ入りオムレツ・生ハムのせ
うえからパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズと
オリーブオイルをふりかけているそうです!

◆マグロのブツ切りと小口ネギのマリネ
マスタードソースとオリーブオイル、ビネガーと一緒に
まぜあわせているそうでした。


おいしいワイン&オリーブと一緒にいただいて、
すっかり長居してしまいました☆☆☆

ほんとはバレエのお稽古に行こうと思って
レッスンの支度もしていたのですが…

こういう優しいゴハンをいただくと、
気持ちがホッと落ち着きます。

今週は後半にはお稽古に行けそうなので、
それを楽しみにがんばります~~~。

気持ちが落ち着くサプライズごはん_d0192952_1530201.jpg


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# by serenade1977 | 2010-11-30 15:31 | ゴハン

【観賞記録】ベジャール・バレエ・ローザンヌ「アリア」「出口なし」「火の鳥」

土曜日はいつものお稽古はお休みして、
ベジャール・バレエ・ローザンヌの舞台を観に
上野までお出かけしてきました。

BBLの公演や、ベジャール関連の舞台は
できるだけ観に行くようにしています。

母親には心から感謝していますが、
子どものころ、ベジャールの公演があるたびに
連れていってくれたのでした。

ドンのボレロは何回観たことか…。
家で「ボレロごっこ」と言って
ラヴェルの音楽を流して、真似しながら
母と一緒に汗かきつつ踊ったものです(笑)



さて、今回観てきた演目はこちら。

===

モーリス・ベジャール・バレエ団 2010年日本公演
@東京文化会館

「3人のソナタ」
~ジャン=ポール・サルトルの「出口なし」に基づく~
振付:モーリス・ベジャール
出演:ドメニコ・ルヴレ、カテリーナ・シャルキナ、エリザベット・ロス


「火の鳥」
振付:モーリス・ベジャール
出演:那須野圭右(火の鳥)、オスカー・シャコン(フェニックス)ほか

「メフィスト・ワルツ」
振付:モーリス・ベジャール
出演:ダヴィッド・クピンスキー、キャサリーン・ティエルヘルム

「アリア」
振付・演出:ジル・ロマン
出演:フリオ・アロザレーナ(彼)、ジュリアン・ファヴロー(他者)
エリザベット・ロス、ダリア・イワノワ、カテリーナ・シャルキナ(アリアドネたち)ほか

===

ジル・ロマン振付の「アリア」は、
映画『ベジャール、そしてバレエは続く』を観たときから
ずっと直に観たいと思っていた作品でした。


おもしろかったのが、一緒に行った彼の感想。

「女性のバレエダンサーを
セクシーだと思ったのって初めてだった。
あんなふうな動きもできるんだね。
すごくかわいくて色っぽくて、いいねえ~(笑)」

と言ってて笑ってしまったのですが、
よく考えると、これはジル作品とベジャール作品の違いを
けっこう明確にする言葉のように思えています。



ベジャールの作品に共通してあるのは
「死の香り」のように感じています。

地中海で生まれ育ったベジャールは
色鮮やかで明るい色彩感覚に恵まれていて、
彼の舞台は、原色に近い鮮やかな色合いで満ちていますし、
コミカルな要素も含んだ作品も多いです。

でも、どんな作品を観ても、それが明るければ明るいほど、
幕が下りたあとに、真っ暗な舞台に立ち、
ひとり笑顔で佇むベジャールの姿が見えてくるような気がするのです。

美しいなー、素敵だなー、と思って観ていますが
観終わったあと、どことなく寂しい気持ちになります。
「なんか今日は一人でいたくないな」と思ったりします。

華やかな舞台の幕が下りたあとの
絶望的な孤独を彷彿とさせる舞台。

それはどこか人間の一生にも通じているので
「死の香り」という感覚があるのかもしれません。

彼の死生観が、色濃く反映されてた作品たち。

この世界観に魅せられたから、
寂寥感も含めて、私はベジャール作品が大好きです。



でも、ジル・ロマンの「アリア」は、
(ちょっと言葉を選ぶのが難しいですが)
もっと健康的だし、生命力がある気がするのです。

選んだ素材は神話の世界で、
それを通しての自己探求につながっているのですが、
そのアプローチは、どこまでもアグレッシヴ。

生命力をわかりやすく感じるために
振付はダイナミックで、セクシー。
官能に反応することで、人の心は(体も)反応するし、
それは「生きる」ことを感じるための手段でもあります。

その手段を用いて、
ぐいぐいと全身を揺さぶってくれる心地よさがあり、
だからエリザベット・ロスを「かわいい人だなぁ」とか
シャルキナを「色っぽいなぁ」とか感じるのだと思います。

確かにこれは、
今までベジャール作品を踊るBBLダンサーには
あまり感じたことのない感情かもしれません。
ダンサーたちに対しては、個々の生命がもつ
そのものの色気にハッとするような感覚を抱いてきました。

でも、それは精神的な色気のようなものだし、
ベジャール作品においては、死のギリギリ一歩手前の生命が放つ色気です。
今回の「アリア」での身体的な色気は、もっと直接的で
アグレッシヴに感じたのでした。

この世界観はけっこう新鮮で、
ベジャール作品とはまったく違う魅力を感じて
ジル作品がもっと観たい!と思うのと同時に、
ますますBBLダンサーたちのスゴさに圧倒されました。

BBLの今後がますます楽しみです(^-^)



「火の鳥」の素晴らしさは言わずもがな。
ストラヴィンスキーの曲にあわせた「火の鳥」は
古典バレエ作品でも存在していますが、
やっぱりベジャールの「火の鳥」は格別。
終わった瞬間に、魂が燃えるような感覚があります。

那須野さんも素敵でしたが、
フェニックス役のオスカー・シャコンの若々しい存在感は、
生命力の復活を感じさせてくれる踊りだったように思います。

「3人のソナタ」は観たかった作品。
演劇的要素も強く、振付も純クラシックのパが多くて
若きベジャールの意欲が感じられます。
もう最近では観られない作品をリバイバル上演してくれる機会が
これからも増えるといいなあー。

そして「メフィスト・ワルツ」は
もともとプログラムになかった演目でしたが、
特別上演された作品でした。
こういうサプライズは本当にうれしいです。
なかなか残酷な話なのですが、コミカルな要素もある小品でした。



もう一度「アリア」が観たくて
今度DVDで購入しようかなと計画中です。

モーリス・ベジャール・バレエ団「アリア」 [DVD]

コロムビアミュージックエンタテインメント




今週は仕事がバタバタで
あんまりお稽古には行けないのですが…
お家で軽くポワントレッスンして息抜きしてます。

週末のレッスン目指して、がんばります!

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# by serenade1977 | 2010-11-17 13:24 | バレエ鑑賞

趣味のクラシックバレエ、仕事(フリーライター)を通して、気付いたことを書いていきます。人生観や恋愛観、勉強中の英会話、おいしいもの、たまに欧州サッカーも。
by きい
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ごあいさつ

はじめまして、きいです。

趣味は18年続けているクラシックバレエ(ブランクあり/今は大人バレエ)。

週3回程度のお稽古も、発表会で踊るのも、公演を観に行くのも、家で作品DVD観るのも、関連書籍を読むのも全部大好きです。

好きなダンサーは、ロパートキナ、A・デュポン、コジョカル、ブベニチェクふたりとも、マックレー。バリシニコフは別格です。

バレエの記事が中心ですが、仕事(フリーライター・編集者です)について、人生・恋愛観、英語勉強中についても多め。たまに欧州サッカーも!

☆twitterはほぼ毎日更新中ですo(´▽`*)
https://twitter.com/serenade_ballet

【twitterの過去ログはこちらから】
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【旧・きいのバレエのゴハン帳はこちらから】
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