新・きいのバレエとゴハン帳

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【バレエ鑑賞記録】マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅱ(Aプロ)

今年、バレエ鑑賞の数が去年より少なめなので
公演に行くときのわくわく感がいつも以上に高まってる気がします。

昨日はゆうぽうとホールにて
「マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅱ」Aプロを鑑賞しました☆

例によってtwitterでのコメント含めながら
レポートを書いていきます。

幕間と帰り道にツイートしまくったので
ちょっと量が多めで読みにくくてスミマセン。

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◆公演全体について
@serenade_ballet
きいきい
劇場全体がすごくなごやかなムードで、ちょっと家族っぽい雰囲気のある公演でした。たぶん多くの人が「来てくれてありがとう」という前提だったからかな。バレエで伝えたい心がちゃんと伝わるような内容だったと思います。
20時間前 webから

◆ルグリ×アイシュヴァルトの「オネーギン」PDDについて
@serenade_ballet
きいきい
ふー。バレエ鑑賞後に友だちとごはん食べて、気分よい帰り道。ルグリガラはオネーギンが別格すぎて、鳥肌が立ちました。あるいみ、ダンサーの底力がわかりやすい舞台だったかも。
22時間前 Echofonから

@serenade_ballet
きいきい
タチヤーナがオネーギンの手紙を破り、出て行けと指し示したあたりから、まばたきが一切できなくなり、文字通り舞台に釘付けでした。手紙PDDは何回も観てるけど、たった一場で観客をああも引きずりこむなんて。カテコでは、思わず立ち上がってしまった。
22時間前 Echofonから

@serenade_ballet
きいきい
ルグリとアイシュヴァルトのオネーギン。「どれがルグリって人?」状態で観ていた友人でさえ、あのPDDを観た途端「ああ、これがルグリなんだ」と気がついたと言っていたほど。すさまじい集中力と流れるようなリフト、愛と憎しみの表裏が一体になった感情表現。どれをとっても、見事というほかない。
21時間前 webから

◆バナ振付「ホワイト・シャドウ」について

@serenade_ballet
きいきい
ホワイトシャドウの疾走感、暗い作品だけど、まったく飽きなかった。ルグリのすこし引き上げを落としたような安定感もいいけど、振付家バナはやっぱり動きが体に染み付いてて素晴らしい。吉岡さんは芯の強さがある可憐さ、水香ちゃんは久々に観たけど長い手足が大きく弧を描いてキレイ。
7月13日 Echofonから

@serenade_ballet
きいきい
「ホワイト・シャドウ」って、ダンサーは踊っていると気持ちがいいだろうな、という振付が多い気がする。大変ではあると思うのだけど、筋肉をよく伸ばし、音にあわせて体をひねり上げ、疾走し・・・。呼吸をあわせて観ていると、こちらまで体が伸びて、重い内容のはずなのに、どこか開放感を覚えます。
21時間前 webから

◆各ダンサーについて

@serenade_ballet
きいきい
フォーゲルは相変わらず、上半身裸という振付作品の披露が多いようです。古典踊るより、フォーゲルはコンテのほうが好きだからいいんですけど。今日もおおいに舞っておりました。
21時間前 webから

@serenade_ballet
きいきい
グダノフちょっと調子悪そうに見えた。もともと左回りの人なのかしら? 左脚が伸びていないように見えたと思ったら、回転が左だったから、あれと思ったけど・・・。
21時間前 webから

@serenade_ballet
きいきい
マノンを踊ったバルボラ・コホウトコヴァって、そうか! 昔、世界バレエフェスで観てたんだ! 無邪気でのびやかなマノン、まじめそうなフォーゲル君によく似合っていました。カテコでキスしまくっていたのが、演技の余韻を引きずっていたようで、美しかった。
21時間前 webから

@serenade_ballet
きいきい
木本全優くんが手足が長くて大きい人だということを知ってビックリした。しかも、あの伸びやかなつま先!! 美しいアッサンブレ、美しいアントルシャ。
21時間前 webから

@serenade_ballet
きいきい
ウィーン国立バレエ組は、 プリンシパルのリュドミラと、ソリストのソスノフスキーが好みでした。リュドミラはルグリ様の教えで、ますます美しく伸びていく気がします。きちんとした清く正しいバレエ。ソスノフスキーは今日すごく乗ってたし、カテコでご本人も感動していた様子が伝わってきました。
21時間前 webから
========

今回の公演は、もともと予定していたキャストの降板が相次ぎ、
出演するダンサー・演目ともに、急な変更が生じました。

それでも、大方の予想通り、
ルグリさんは予定を変えずに来日、
そして、多くのダンサーに声をかけて公演を実現させてくれました。

こういう経緯があった、ということもあり
初日の劇場は全体的に「ありがとう、ルグリさん、ダンサーの皆さん!」
という雰囲気が漂っていて、とても温かいものでした。


ベテランダンサーは皆、急な出演にもかかわらず
自身のベストを出して踊ってくれたように思えて、
そこに観客の熱気が伝わり、舞台はすばらしいものでした。

ルグリさんが芸術監督を務めるウィーン国立バレエ団から参加した
4名のダンサーも「ルグリのもとで、どんどん伸びるだろうな」と
期待させる面々ばかり。

とくに日本人ダンサーの木本全優さんは、
ツイートしたとおり、伸びやかで美しいつま先、
長い手足の持ち主で、伸びしろのあるダンサーだと感じました。


そんななかで特に印象に残ったのは、まず「ホワイト・シャドウ」。
昨年、東京バレエ団とルグリさんで、バナの最新作として初演され、
私はそのときは観ていなかったので、初見でした。

大地を揺るがすような低音の音楽、
黒いレザーの衣装、赤茶の重苦しい壁と、
全体的に重い雰囲気の漂う作品です。

でも、それに対してダンサーの動きは伸びやか。
すこし重心を下げたような安定感のある下半身が
時に大きく、時に回旋しながら、伸び上がり、
その様子を観ていると、重苦しさの中から浮かび上がる
軽やかな爽快感を感じる瞬間があるほどでした。

ダンサーにとって、大変な振付ということは理解しつつも、
あれを踊るのは同時に心地よいものではないかと思います。
どこか、すこし気持ちが軽くなったような・・・。


そして、もうひとつ強い印象を残したのは、
やっぱりルグリ×アイシュヴァルトの「オネーギン」です。

パリオペのアデュー公演でルグリが踊った演目で、
アイシュヴァルトは世界バレエフェスでも披露した演目です。
当然、すばらしいものになるとは誰もが思っていたと思いますが
今回の公演でのPDDは、まるで全幕を観たかのような感覚に陥りました。

短いPDDの中に込められた
タチヤーナの断ち切れない想いと断ち切ろうとする強い意志。
そして、過去を悔やみつつも希望を抱くオネーギンが
手紙を破られた瞬間にもうすべてを取り戻せないという絶望に突き落とされる様。

愛と憎しみ、歓びと後悔、希望と絶望という
相反する感情が、バレエという舞踊表現を通じてほとばしり、
途中から、まったくまばたきが出来なくなりました。
そして、相反する感情に揺り動かされるふたりに
強く共感し、呆然としてしまいました。

ツイートにも書きましたが、バレエを観るのは2回目で
「どれがルグリだか分からずに観ていた(笑)」という友人
(もちろんプログラムに目を通してもいない・・・)でさえ、
このPDDを目にした瞬間に「これがルグリだ」と認識したくらい、
誰にでもわかる、すさまじいダンスだったと思います。

ルグリさんで「オネーギン」全幕を観たい!と
きっと多くの方が思ったのではないでしょうか。
私はすごくすごく観たいです!!

最後のカーテンコールでは、思わず早々に立ち上がってしまいました。
運よく、周囲の皆さまも立つタイプの方だったのでホッ・・・。

鳥肌が立って止まらないPDDに出会えるのは貴重です。
すばらしい体験をしました。


最後に余談ですが・・・
この日、劇場でパンフレットを買おうと並んでいたら
横にいた紳士が「余っているのでどうぞ」とパンフレットをくれてビックリ。
隣の座席の奥様方はとても良い方たちで、ちょっとおしゃべりをし、
帰りにたまたま立ち寄った焼き鳥屋はラッキーなことに大当たり。
帰りの混んだ電車や、寄ったコンビニで偶然会う人たちは
ことごとく感じがよくて、今日は一体どういう日なんだ?と思ったのでした。

これもルグリパワー?なんて(笑)


Bプロも観に行くのですが
そこでもまたオネーギンのPDDがあり、
さらに木本全優さんも出る、大好きな「カノン」(ブベニチェク振付)が
演目に入っているので、とても楽しみです!


◆演目内容
<マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅱ>Aプロ

「ホワイト・シャドウ」
振付:パトリック・ド・バナ
出演:
マニュエル・ルグリ、パトリック・ド・バナ、
吉岡美佳、上野水香、西村真由美 ほか
東京バレエ団

「海賊」(2幕:メドゥーラとアリのPDD)
リュドミラ・コノヴァロワ、デニス・チェリェヴィチコ

「マノン」(1幕:寝室のPDD)
バルボラ・コホウオコヴァ、フリーデマン・フォーゲル

「アレポ」(振付:モーリス・ベジャール)
ミハイル・ソスノフスキー

「ラ・シルフィード」(2幕)
ニーナ・ポラコワ、木本全優

「白鳥の湖」(3幕:黒鳥のPDD)
リュドミラ・コノヴァロワ、ドミトリー・グダノフ、ミハイル・ソスノフスキー

「ファンシー・グッズ」(振付:マルコ・ゲッケ)
フリーデマン・フォーゲル

「オネーギン」(3幕:手紙のPDD)
マリア・アイシュヴァルト、マニュエル・ルグリ

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by serenade1977 | 2011-07-14 23:28 | バレエ鑑賞

ポワントでの美しいバーレッスン動画を発見

先日、発見してツイートしたところ
たくさんの方からも「ほんとにキレイねー」と
共感のお返事いただいた動画がこちらです↓

◆Zoia miller, Présentation des eleves de l'opéra, 1999 ( elle avait 10 ans)


完ぺきに引き上がっているので
まったく重さを感じさせない踊り。

そして、細く長く引き上がった中心には、
しっかりと「軸」が通っているのが見えます☆

なんとまあ、美しい!

ここまで引き上がり、ブレない軸があると、
どこにも体重を感じさせないから、なめらかな踊りに見えるものですね。
どんなパのときも、自分の意識ですべてをコントロールできる。
グラン・スゴンドに脚を上げるときだって、とても軽やか。

もちろん人間なので、ある程度の重さはあるものですが、
コアがしっかり鍛えられているのでしょうねー。

ポワントのとき、引きあげと軸がいかに大切か
踊りを通して実感した映像でした。

ちなみに、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒だったZoia Millerさんは
当時まだ10歳だったようです(ほ、ほんとに??)。
17歳でモスクワ国際バレエコンクールで金賞を取ったようですが
その後の消息が、ネットからはまったく拾えませんでした。

もしもパリオペ所属だと、プルミエまでしかダンサーの名前が出ないので
もしかしたら、スジェ以下のところにいるのかしら。
今も踊っているといいなあ。


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by serenade1977 | 2011-07-03 04:55 | バレエ鑑賞

趣味のクラシックバレエ、仕事(フリーライター)を通して、気付いたことを書いていきます。人生観や恋愛観、勉強中の英会話、おいしいもの、たまに欧州サッカーも。
by きい
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ごあいさつ

はじめまして、きいです。

趣味は18年続けているクラシックバレエ(ブランクあり/今は大人バレエ)。

週3回程度のお稽古も、発表会で踊るのも、公演を観に行くのも、家で作品DVD観るのも、関連書籍を読むのも全部大好きです。

好きなダンサーは、ロパートキナ、A・デュポン、コジョカル、ブベニチェクふたりとも、マックレー。バリシニコフは別格です。

バレエの記事が中心ですが、仕事(フリーライター・編集者です)について、人生・恋愛観、英語勉強中についても多め。たまに欧州サッカーも!

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